水族館の元祖的な展示である「汽車窓式水槽」が並び、水槽の中の装飾には作り物ではなく「本物の岩」を組み合わせ、ガラスはアクリルガラスではなく「強化ガラス」を使用。 実は、建物は改修工事やリニューアルを繰り返しているものの、こんなに古い60年以上も前に建設された水槽が現存し、現役で活躍している水族館は、国内にはもうほとんどないのです。そういう意味では珍です(笑)。 その25個の水槽では日本海の珍しい魚たちや面白い生き物たちを展示しています。さらに、クラゲのコーナーやアイドルフィッシュのコーナー、希少淡水魚のコーナーもあります。
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マツカサウオ~発光する魚~体は「松かさ」のような堅いウロコで覆われていて、机の上に置くとそのまま立っちゃう変な魚なんだ。下あごに発光する器官があって水槽を真っ暗にするとほんのりと青白く光る様子がわかるんだよ。 |
アカアマダイ
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ハリセンボン~南の海からやってくる~北陸の沿岸には、秋になると南の海の魚たちが 対馬暖流にのってやってくる。ハリセンボンもその中の一種。北の海へ流される前に、 水族館に「より道」をしてしまったんだって。 |
ヒゲダイ~アゴヒゲがあるよ~あごの下には立派なヒゲが生えていて貫禄がある魚だよ。同じような模様で、ヒゲを剃ったあとのようにあごの下がザラザラになっているヒゲソリダイも同じ水槽に展示しているから、違いをよく観察してみてね。 |
クラゲの仲間~まるで海のUFO~ミズクラゲ、アカクラゲ、サカサクラゲ、タコクラゲなどを展示しているよ。 |
モヨウフグ~大きなフグ~ハリセンボンと同じく、南方の暖かい海から日本海にやってきて漁師さんの網に入っちゃったんだ。全長が70cmにもなる大型のフグで、クリクリッとした目が愛嬌があってとても可愛いいよ。 |
オオクチイシナギ~あこがれの高級魚~漁師さんもあこがれの魚で、あまり多くは見つからない高級魚なんだ。地元で獲れたもの以外にも、鳥羽水族館で繁殖に成功した子どもたちがいっしょに泳いでいるんだけど、どんどん大きく成長しているよ。 |
ゴマフエダイ~珍しいフエダイの仲間~2018年10月に福井県で見つかったんだけど、日本海で見つかることがとても珍しいフエダイで、福井県では初記録なんだって。マダイにちょっと似ているけど、水槽で悠々と泳いでいる姿は凛々しいよ。 |
コブダイ~おでこが大きくなる魚~成長するとおでこが大きくふくらんでくるベラの仲間なんだ。このコブの中は脂肪で、さわるとブヨブヨしているんだよ。コブが成長していないコブダイしか展示していないことがあるのだけど、その時はゴメンなさい。 |
チンアナゴ~砂に潜ってゆーらゆら~とても人気のあるアナゴの仲間。体の半分以上が砂に潜って隠れていて、餌を探す時はスルスルっと出て来るよ。顔を正面から良く見るとチンという犬の顔に似ているのでこの名前が付いたんだそう。 |
トラウツボ~海の中のギャング~恐ろしいウツボの仲間なんだけど、体にトラのような黄色や白い模様があるのでトラウツボと呼ばれているみたいだよ。鋭い歯で噛みついた獲物は逃さないぞ。でも毒はないので安心してね。 |
ピラニア・ナッテリー~恐ろしいアマゾンの人食い魚~南米のアマゾン川にすんでいて、鋭い歯と強いあごの力で、何でも食べつくしてしまうと恐れられているんだ。でも、集団行動するからすごく恐そうに思われているけど、本当は臆病な性格なんだよ。 |
カマキリ(アユカケ)~天然記念物~大型のカジカの仲間で、福井県ではアラレガコと呼ばれ、九頭竜川の中部流域では天然記念物に指定されているんだ。福井県立大学と若狭高校との共同研究で養殖に成功し、育った魚を展示しているんだよ。 |
ヤシャゲンゴロウ~希少種のゲンゴロウ~福井県と岐阜県の県境にある夜叉ヶ池(ヤシャガイケ)にしかすんでいない希少なゲンゴロウなんだよ。大きさは15mm程度の小さなゲンゴロウ。当館では繁殖にも成功し、環境省から許可をもらって展示しているよ。 |
カエルアンコウ~海底を歩く魚~温帯・熱帯域に生息しており、胸びれと腹びれ手足のように動かし、海底を歩くように移動します。頭の先端にある疑餌状体を起用に動かし、小魚等をおびき寄せ捕食します。 |